説明
T3編成は、見かけた人が幸せになれるという、伝説の黄色い新幹線「ドクターイエロー」のうち、国鉄時代に製造された最後の編成です。長らく東海道・山陽新幹線の安全を影で支え、晩年は、「0系顔」の車両のなかで東京駅に最後まで入線した存在となったことは、いまも我々の目に焼き付いています。
本キットは、同編成の登場間もないころを模型化しました。設計にあたっては、現存する各地の0系保存車をレーザー測量するなど、可能な限り、その形状と雰囲気の再現にこだわっております。現存しない車両のため、必ずしも実車通りとは限らない部分もありますが、どうかお楽しみください。
基本的な構成としては、Tomix 0系1000番代基本セットのボディ部を置き換えて25m級車両6両を構成し、軌道検測車(921-21)については床板や台車も含めて3Dプリントすることで、合計7両編成が作れるようになっています。なお、最小通過曲線半径はR315程度です。
同梱PDFにて、10ページを超える、図解入りの詳しい説明書が付属します。データ一覧は以下の表1・2の通りです。
※※出力用サポート材付き。家庭用光造形プリンタなどで出力可能です。
表1 ファイル名の先頭文字列(上段)および員数(下段)※5号車を除く
-
1号車
2号車
3号車
4号車
6号車
7号車
計
ボディ
922-21
922-22
922-23
922-24
922-25
922-26
各1
1
1
1
1
1
1
前照灯
light
各2
(+予備 各1)
各1
0
0
0
0
各1
碍子
bushing_insulator_projector
17
(+予備3)
0
12
4
1
0
0
ブッシング
bushing_insulator_projector
8
(+予備2)
0
4
2
1
0
1
投光器
bushing_insulator_projector
14
(+予備11)
4
4
0
2
2
2
表2 ファイル名の先頭文字列(上段)および員数(下段) ※5号車(軌道検測車)
-
ボディ
床板
可動ホロ
可動ホロ
回転軸
台車枠
台車補強材
921-21
921floor
921gang_921axle
921gang_921axle
Bogie
A / B / CBogie_angle
1
1
2
2
各1
6
また別途、購入が必要なもの(例)は以下表3の通りです。
表3 別途購入品(例)
-
メーカー
品番
品名
必要数
備考
TOMIX
98680
国鉄0-1000系基本セット
1
TOMIX
0247
PS201N
パンタグラフ1
1基のみ使用
TOMIX
JC6306
通電カプラーSEセット(黒)
1
KATO
11-605
中空軸車輪(ビス止め台車用・銀)
1
6軸のみ使用
(市販)
-
ナベネジ M2.6-4mm
2
軌道検測車の両端台車用
(市販)
-
ナベネジ M2.6-6mm
1
軌道検測車の中央台車用
(市販)
-
スプリング用線材
(集電スプリングなどを引き伸ばす)
1
軌道検測車の中央台車用
(市販)
-
おもり(ミニ四駆用など)
1両分
軌道検測車用
(市販)
-
t0.2~0.3
透明窓セル適量
(市販)
-
Φ0.3
真鍮線適量
運転台屋根手すり、高圧線
(市販)
-
ワイパー(エッチングパーツなど)
8
※ワイパーを表現される場合
(市販)
-
1005サイズ電球色チップLED
14
※投光器を点灯化される場合
(市販)
-
透明UVレジン
適量
透明度の高さから、KIYOHARAさんの「UVクラフトレジン液」を推奨